2021年4月4日、BTI-J主催「ブレインスポッティング・マスターセラピスト」を開催します。
セラピーは人の多様性に応じてこそ、クライアントに癒しをもたらします。プロトコルに基づいた心理療法は、大抵日本以外の文化で開発されたものであり、そのコンテキストを無視した形で使用することは、人の多様性(日本人であること)を無視した形での使用となります。
ブレインスポッティング(BSP)は普遍的に効果を発揮するよう開発された方法ではありますが、しかし人の多様性を無視できるものではありません。「BSPはその国に適応した形で使われる必要がある」と述べられる通りGrand博士は、完璧な外的妥当性を想定はしていません。
では、日本にあったBSPとは何か?それに答え、日本文化への適応を遂げたBSPを学んで頂くのが本ワークショップの目的の1つです。
そしてBSPは使うセラピストへも適応されることが意図されています。つまり統合されることが意図されており、自分だけのBSPが展開されることが期待される方法です。では統合とは何か。折衷的に技法を織り交ぜることか?BSPでは理論的統合が強く意図されています。現象の捉え方にさまざまな理論的枠組みを用いることで、大きな臨床的方向性を決定づけていきます。その一例を国際トレーナー鈴木孝信の統合を分解し、それらの要素がBSP臨床でどう形づけられているのかを学ぶのが2つ目の目的です。
ブレインスポッティング・マスターセラピスト
● 鈴木のBSP臨床に統合されるさまざまな理論
- 人の多様性の基盤としての文化差「集団/個人主義理論」
- セラピーが効果的である本当の理由「共通要因理論」
- 3つのPTSD病理モデルを統合した新しいモデル「コンテキスト処理モデル」
- ネットワーク理論を基盤としたCPTSDの臨床モデル「鳥籠モデル」
● 理論に基づいた実践
- 同調をする真の目的と幅広く活用できる「フレームの調整/発展型ローリングBSP」
- BSPの文化的応用の大前提「共感の枠組み」
上記の重要な概念やスキルを、事前のビデオレクチャー、口頭のレクチャー、ビデオ・デモンストレーションのマイクロ分析、そして実習を交えて当日参加/※視聴参加で習得します。
※視聴参加にはビデオ・デモンストレーションと実習は含まれません
● 日時
2021年4月3日(土)事前ビデオ・レクチャー【PTSDの新しい病理モデル:コンテキスト処理モデル】【ネットワーク理論より生まれたCPTSDの病理モデル:鳥籠モデル】
2021年4月4日(日)10:00-17:00 (9:30開場) 当日オンライン参加
2021年4月5日〜2週間 視聴参加
● プログラム
午前:【文化的適応】【共通要因理論】【フレームの調整】
午後:【発展型ローリングBSP】【共感の枠組み】
【ビデオデモ・マイクロ分析】【実習】
● 会場
オンライン(Zoom)
● 講師
鈴木孝信(アダムズ州立大学/杏林大学/BSP国際トレーナー)
● 対象者
BSPセラピスト(Phase1~3のいずれかの修了者)
● 定員
当日(50名)、視聴(50名)
● 参加費
20,000円(当日)
15,000円(視聴)
22,500円(当日+視聴)
● 主催
ブレインスポッティング・トレーニング・インスティチュート日本(BTI-J)
● キャンセルポリシー
3月12日〜3月19日:参加費の50%
3月20日〜3月27日:参加費の25%
3月28日〜4月04日:参加費の0%
● 特典1
精神神経学雑誌(2020)に掲載されたブレインスポッティングに関する特集論文(紙媒体)
※郵送致しますので申し込みの際の住所は正確にご入力ください
● 特典2
1ヶ月期限有りアクセス・コード
日本初バイオラテラル曲 ”In to me”
● その他
臨床心理士資格更新ポイント申請予定
● お申込み

2021年3月11日 BTI-J
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