2号通信:第4回日本ブレインスポッティング研究大会(参加者募集)

過去の研修情報

第4回日本ブレインスポッティング研究大会
「みんなで作るBSP研究大会:より良いBSP臨床を目指して」
(2号通信・参加募集)

皆様

酷暑も穏やかになり,ようやく過ごしやすい日々になってきました。酷暑でもあった今年の夏には,世代間トラウマの概念を日本のコミュニティーに紹介しました。今世界で起きている現行の戦争だけでなく,すでに起きた過去の戦争からも私たちは影響を受けていることを明示しました。これにより,日本のBSPは,今後のトラウマ治療における大きな責任を担うという宣言をしたことになります。
この責任に応えるため,より良いBSP臨床を提供できるよう,その大きな機会としての第4回の研究大会(オンライン)の2号通信をお届けいたします。11月25日(土),11月26日(日)の2日間の開催です。多くの皆様のご参加をお待ちしています。各プログラムの要旨は2頁以降をご参照ください。

【参加費】
・5,000円(2日間通し・初日のオンデマンド視聴可能※)
※一部プログラムでオンデマンド視聴が不可なものもございます(BSP復習会の実習,liveコンサルテーションのliveセッション部,発表のディスカッション部,座談会)

【参加申し込みフォーム】
参加申し込み: https://btij-2023.peatix.com/
※参加申込締切:2023年11月18日(土)23:59

第4回日本ブレインスポッティング研究大会 準備委員会
お問合せ先 Mail: j.bsp.con@gmail.com

準備委員
鈴木孝信(杏林大学・早稲田大学)・中野葉子(原宿カウンセリングセンター)・西田正憲(せとぐち心療内科クリニック)・深谷篤史(如月心理相談室)

 

プログラム内容・要旨

【11月25日(土)10:00-18:15】

『BSP復習会』 10:10-12:30
Phase1で学んだ技法と理論の復習の学びです。講義,実習,質疑応答を交えて,BSPを効果的に使うための基本に立ち戻り,確認していきます。
講師 鈴木孝信

『昼休み』 12:30-13:30
日本初のバイオラテラル音楽「Into me」の紹介とonlineでバイオラテラル音楽を使用する際の設定を紹介します。(13:00-13:30)

『liveコンサルテーション』 13:30-15:40
Liveのonlineセッションに対して,鈴木国際トレーナーと太田茂行が適宜にコメントをしながら,会場の皆さんの意見や質問もふくめつつ進行するコンサルテーションです。BSPのセッションをさまざまな角度から検討して,BSPの豊かな可能性と,クライエントさんにとっての最大の癒しの可能性を探究していきます。
コンサルティー 佐々木清(宮古山口病院)
コンサルタント 鈴木孝信・太田茂行(生活心理相談ナヌーク)

『大会特別公演【先駆者たちのBSP臨床】』 15:45-18:15
BSPの経験豊富な先生方の実際の臨床現場から,どのようにBSPを臨床で用いているかを発表していただきます。

演者 太田茂行
1950年生まれ。1974年早稲田大学第一文学部卒業。1992年米国 Institute of Transpersonal Psychology (ITP)にて専攻修士課程修了(MA)。現在、生活心理相談室ナヌーク主宰(臨床心理士)。BSPとオープンダイアログが臨床活動の軸。

演者 檜原広大
大正大学カウンセリング研究所卒業。1983年、新設のアルコール依存症専門病院,信濃病院に勤務。地域断酒会との連携や院内プログラムを構築しつつ,アルコール依存症の心理教育,家族療法,サイコドラマ,集団療法を行なう。2012年10月に心理相談室セコイア(旧名)を開室。2013年10月、株式会社 Seqoia設立して代表取締役となる。2019年,特定非営利活動法人メンズプラットフォーム・Kuを設立し理事を務める。

演者 齋藤暢一朗
博士(心理学)。臨床心理士、公認心理師。北海道教育大学 准教授
NPO法人メンタルコミュニケーションリサーチにて不登校・ひきこもり支援活動を行っており,同法人のconnect札幌駅前にてトラウマセラピーを専門にして心理療法を行っている。上記のほかに、スクールカウンセラー,精神科病院心理士、母子生活支援室心理療法担当職員などの職、東日本大震災、北海道胆振東部地震の被災地支援活動従事。
現在,日本臨床心理士会ひきこもり支援委員会委員,北海道臨床心理士会ひきこもり支援担当理事を務める。
司会 中野葉子・西田正憲

 

【11月26日(日)10:00-16:10】

『発表午前』 10:05-11:50
・個人発表① 「BSPの文化的適応に関する考察」 10:05-10:45
発表 小林早苗(臨床心理士)・鈴木孝信
司会 西田正憲

グループ発表 「Focused Mindfulness中の内受容感覚の体験」 10:50-11:50
発表 鈴木孝信・渡辺めぐみ・研究に協力してくださった先生方  司会 齋藤暢一朗

『BSP座談会』 12:50-13:20
BSP臨床に関する困り事や工夫など,小グループでざっくばらんに話し合います。
司会 BSP研究大会準備委員会一同

『発表午後』 13:20-15:30
・個人発表② 「身体硬直と緊張を訴える引きこもり青年へのBSP~Polarを用いた心拍数の考察~」 13:20-14:00
発表 檜原広大  司会 中野葉子

・個人発表③ 「当科における小児へのBSP実践事例」 14:05-14:45
発表 山下達也(岐阜市民病院小児科)  司会 鈴木孝信

・個人発表④ 「共感のフレーム:Grand博士のデモ後のブースターセッションより」 14:50 -15:30
発表 関原芳夫(お元気でクリニック)・鈴木孝信  司会 齋藤暢一朗

『BSP認定セラピスト制度』 15:35-16:05
今後日本のBSPが取り入れるBSP認定セラピストについて,その構造や方法,メリットなどをBTI-Jの役員より発表頂きます。
発表 太田茂行(BTI-J)・加藤澄江(BTI-J)・南和行(BTI-J)

 

2023年10月9日 第4回日本ブレインスポッティング研究大会 準備委員会

 

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