ブレインスポッティング(BSP)は脳と身体に根差した新しいサイコセラピーです。EMDRのエキスパートであったDavid Grand博士によって精神分析、ソマティックエクスペリエンシング(SE)、そしてEMDR等の影響を受けて開発されたBSPは、瞬く間に世界に広がり、そして今日本にも広がりつつあります。
来談者のトラウマ体験に着目し、感情制御が生じる「枠組み」を作ることで状態の改善を促す方法です。認知理論で説明できるメカニズムを持つこの方法は、その効果に学術的な理解を伴わせる画期的な方法です。
この度、日本ブレインスポッティング・トレーニング・インスティチュート日本(BTI-J)は「第1回 日本ブレインスポッティング研究大会」を開催します。
本研究大会は日本で初めてのBSPの研究大会であり、BSPの多様な実践にふれ、新しい可能性を発見していく大会にいたします。
〇 第1回 ブレインスポッティング研究大会 〇
【参加費】
無料
【参加条件】
公式ブレインスポッティングPhase1、もしくはPhase2トレーニング修了者
【開催日時】
2020年10月11日(日)10:00-16:00
【開催形式】
オンライン(Zoom)
【プログラム】
10:00-10:10
「開会挨拶」 鈴木孝信(BTI-J代表/杏林大学) 総合司会:太田茂行
10:10-10:40
個人発表1 「身体化症状を呈したアスリートへのブレインスポッティング」 渡辺晋吾(運動器ケア しまだ病院) 司会:鈴木孝信
10:40-11:10
個人発表2 「複雑性トラウマにTFTとブレインスポッティングを併用した事例」 関根恵(こころと育ちの相談室 みなみな*のんの) 司会:渡辺めぐみ
11:10-11:20
休憩
11:20-11:50
個人発表3 「武道・武術における目付とブレインスポッティングの各技法等の共通点と相違点について」 中島賢(法務省広島矯正管区第三部少年矯正第二課) 司会:太田茂行
11:50-12:20
個人発表4 「ブレインスポッティング施行中にタッチングを活用することの効果について」 西田正憲(せとぐち心療内科クリニック) 司会:鈴木孝信
12:20-13:20
昼食休憩およびランチョン話題提供「BSPとEMDRとの臨床的異同についてー体験的実感から」 ※ランチョン話題提供は12:50開始 太田茂行(生活心理相談室 ナヌーク)
13:20-13:50
個人発表5 「BSP技法の拡張―「もう一つのZ軸」の発見と活用」 草柳和之(メンタルサービスセンター/大東文化大学) 司会:鈴木孝信
13:50-14:20
個人発表6 「いじめの後遺症に苦しむ高校生へのBSPセラピーの過程;ロールプレイングゲームを応用した心理教育との併用」 鈴木真之(名古屋子ども応援委員会) 司会:深谷篤史
14:20-14:50
個人発表7 「アルコール依存症のBSP クロコダイルモデルを用いた事例」 檜原広大(カウンセリングルーム セコイア) 司会:鈴木孝信
14:50-15:00
休憩
15:00-15:55
特別ミニレクチャー「日本におけるBSPの文化的適応」 鈴木孝信(BTI-J 代表/杏林大学)
15:55-16:00
「閉会挨拶」 進行:太田茂行
【主催】
ブレインスポッティング・トレーニング・インスティチュート日本(BTI-J)
大会長:太田茂行(生活心理相談室ナヌーク:BTI-J 役員)
大会委員:鈴木孝信(杏林大学:BTI-J 代表)
深谷篤史(如月心理相談室/NPO法人メンタルコミュニケーションリサーチ)
渡辺めぐみ(常磐大学人間科学部)
2020年9月7日 BTI-J
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