2021年12月25日~12月26日にかけて、「BSPマスターセラピスト」を開催します。
セラピーは人の多様性に応じてこそ、クライアントに癒しをもたらします。プロトコルに基づいた心理療法は、大抵日本以外の文化で開発されたものです。そのコンテキストを無視した形で使用することは、人の多様性(日本人であること)を無視した形での使用となります。
ブレインスポッティング(Brainspotting:BSP)は普遍的に効果を発揮するよう開発された方法ではありますが、人の多様性を無視できるものではありません。「BSPはその国に適応した形で使われる必要がある」と述べられる通り、Grand博士はBSPに外的妥当性を想定はしていません。
では、日本に合ったBSPとは何か?それに答え、日本文化への適応を遂げたBSPを学んで頂くのが本ワークショップの目的の1つです。
そしてBSPは使うセラピストへも適応されることが意図されています。つまり統合されることが意図されており、自分だけのBSPが展開されることが期待される方法です。では統合とは何か。それは「使いこなされた深い理解に基づく多様な概念間のつながり」です。
BSPでは不確定性原理に基づき、現象を解釈するための理論的な背景のBSP理論との統合が強く意図されています。その一例をブレインスポッティング国際トレーナー鈴木孝信の統合を分解し、それらの要素がBSP臨床でどう形づけられているのかを学ぶのが2つ目の目的です。
ブレインスポッティング・マスターセラピスト
【主催】
ブレインスポッティング・トレーニング・インスティチュート日本(BTI-J)
【日時】
2021年12月24日(金)~2022年1月9日(日) 事前ビデオ・レクチャー
2021年12月25日(土)19:00~22:00、12月26日(日)19:00~22:00 当日参加
2021年12月27日(月)〜2022年1月9日(日) 後日視聴参加
【形式】
・オンライン(Zoom)
後日に視聴参加の枠あり
【講師】
鈴木孝信(公認心理師・BSP国際トレーナー/アダムズ州立大学・杏林大学)
【プログラム内容】
●鈴木のBSP臨床に統合されるさまざまな理論
- 人の多様性の基盤としての文化差「集団/個人主義理論」
- セラピーが効果的である本当の理由「共通要因理論」
- 3つのPTSD病理モデルを統合した新しいモデル「コンテキスト処理モデル」
- ネットワーク理論を基盤としたCPTSDの臨床モデル「鳥籠モデル」
●理論に基づいた実践
- 同調をする真の目的と幅広く活用できる「フレームの調整/発展型ローリングBSP」
- BSPの文化的応用の大前提「共感の枠組み」
上記の重要な概念やスキルを、事前のビデオレクチャー、口頭のレクチャー、ビデオ・デモンストレーションのマイクロ分析を交えて学びます。
【参加対象】
ブレインスポッティング公式Phase1~3トレーニングのいずれかを修了した者
【定員】
当日参加 50名
当日参加+視聴参加 50名
視聴参加 50名
【参加費】
当日参加 20,000円
当日参加+視聴参加 22,500円
視聴参加 15,000円
【参加特典】
精神神経学雑誌(2020)に掲載されたブレインスポッティングに関する特集論文(紙媒体)を郵送します。
【その他】
臨床心理士資格更新ポイント申請予定
【当日参加、当日参加+視聴参加 お申込みフォーム】

【視聴参加 お申込みフォーム】

2021年11月22日 BTI-J
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